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2008年10月3日 毎日新聞 朝刊 14版
「判決は正しい」本村さんが評価
山口県光市母子殺害事件に関連した橋下徹弁護士(現・大阪府知事)のテレビ発言を
巡る訴訟で、懲戒請求殺到で弁護団の業務に支障が出たとして、橋下氏に計800万円の
損害賠償を命じた2日の広島地裁判決を受け、同事件の遺族、本村洋さん(32)が
毎日新聞に談話を寄せた。
本村さんは「現行法に照らし、刑事弁護人の職責、懲戒請求制度の目的を考慮すれば、裁判所の判断は
正しいと思います」と評価。そのうえで、多数の懲戒請求が事件の弁護団に殺到したことについて、
「橋下知事だけの責任とは到底思えません。最近のテレビメディアが事件や政治の難しい問題を
バラエティー感覚で取り扱う傾向があり、その産物であると思います」と指摘した。
「民主主義の根幹を支える『報道のあり方』について、考える時ではないかと思います」とし、
「裁判所は、私たちに『情報を伝える側の責任』、『情報を受ける側の責任』を明示されたのだと思います」
とした【安部拓輝】