08/06/30 21:53:05 cbXlaQZ10
>>335
既出なんじゃないかと思うが。一応整理しとく。
1・株主。株主が経営陣(役員)を訴え、「経営陣が会社(毎日新聞社)に与えた損害」を会社に対して賠償させる。
2・民事訴訟法上、当事者適格が認められる者が不法行為(名誉毀損)で損害賠償請求。
まあスレ住人の念頭にあるのは2なんだろうけど。2は実体審理に入れば勝訴は間違いないと思う。
が問題はそれ以前のところ。名誉毀損の対象が広範囲・一般的すぎるのよ。
つまり、「誰が当事者として訴えるの?」って問題。
なぜこれが問題になるか、だが、民事訴訟の当事者とるには、「訴の利益」が必要だ。
しかしながら、日本人全体に対する名誉毀損とするならば、一人一人の受けた損害というのは換価すれば極少額になると予想される。
個人・著名人の場合でも数十万~(高騰傾向にあるが)。つまり損害が抽象的すぎて、個人に限れば換価できないほど低額の損害。
なので却下される。
では集団ではどうか?今度は当事者能力の問題と、任意的訴訟担当の問題になる。
つまりその集団が判決の帰属主体となりうるかという問題と、訴訟追行者(代表者。全員でやるわけにはいかないだろう)が適法に授権されているかが問題になる。
日本女性全般への名誉毀損、というくくりだとしたら、日本女性全員じゃないと判決の帰属主体として適切ではないだろう。
または訴訟追行者が「日本女性全員の代表」として適切に授権されていなくてはならない。
これ現実には不可能だよね。広すぎるんだよ。
なので、具体的な企業(TOTOとかが例にあがっている)とか、看護師協会に期待、という話になる。(当事者として具体性が高まる)
「一般男性の一部」「一般女性の一部」にすぎない2ちゃんねらーが寄り集まって訴訟するのは無理そうだ。
ただ、世論を喚起する戦術としては、個人や小集団での起訴(日本国民を代表して、とか主張するんだろうか)を濫立させて裁判所にひたすら却下状を書かせるってのも面白いとは思う。
話題は集まるだろうな。