08/05/27 18:39:00 FQyOEAEq0
例えば、私が仮に殺したいほど憎い人が居たとしても、私は殺人は犯さないと思います。
なぜ人を殺したくないかと言うと、死刑になりたくないからではなく、罪を犯すことへの恐怖心があるからです。
特定の宗教は信じていないけれど、漠然と殺人とは、何よりも重い罪だという観念があって、
自分の中で、憎しみや欲望が、その観念に勝る瞬間が来るとはとても思えない。
理屈ではなく、恐怖心(スパルタとか暴力など、悪い意味ではなく)でモラルを植えつけることは、
教育において効果的に人を導けるような気がします。
みなさん。どうやったら、日本の犯罪予備軍の全ての人たちにこのような観念、恐怖心を植え付けられるでしょうか。
いくら死刑存置していても、このまま若い世代のモラルが低下したら、その方が遥かに深刻だと思います。
人がひとり殺されて、その家族が味わう喪失感、経済的損失は、本当は死刑存置などでは解決しないと思います。
でも、賛成派の人はただ、死刑制度が存在するだけで、犯罪被害者が救われると思いたいのだと思います。
一見、被害者の立場になってあげているように見えて、実は、面倒で解決の遠い問題から逃げているだけのように思えてなりません。
死刑というのは、社会的に何のメリットがあるわけではないのに、賛成派には犯罪に対する万能な脅威のように錯覚されている感があると思います。
法の下で人の命を奪うことが禁じているのに法が人の命を奪う矛盾。