08/07/10 12:30:30 cJPPvtp90
>>699
と、あなたに意見ばかりを聞いてこちらの意見を述べないのはあなたに本当に馬鹿だと思われそうだから少しはなしをしよう。
現在の廃止国での問題点は「再犯」と「国民の不安」ですね。
そもそも死刑廃止国の死刑廃止理由は「人権尊重」です。
どのような犯罪者であれ人権を有し、生きる権利があるからこそ何人からもその権利を奪うべきではないとの考えからです。
さらに絶対的終身刑も過去の歴史において「生かしている」ため生きる権利を奪う行為だとしてほとんどの国で廃止されました。
そのためどの廃止国においてもどんな罪を犯しても社会復帰が約束されています。
これによって再犯と国民の不安が常に付きまとっています。
現在、どの国でもその両方に打開策をだそうとしていますが今のところ決定的なものは見つかっていません。
せいぜい、地域住民にあらかじめ転居を教え、心構えをさせることが精いっぱいといっていいでしょう。
私は、現在のこの状況を見て、あまりに人権に対して過剰になりすぎているため、国が「国民の生活を守る義務」をないがしろにしていると感じます。
私は現在の日本はたとえ他国から野蛮な国だと言われようがこれを守ろうとしている姿勢を評価しています。
過去の死刑相当の罪を犯した受刑者及び死刑囚が再犯を起こさない可能性は0ではありません。
つまり再犯するかもしれない。
この「かも」こそが国民の不安だと考えます。
いきなり隣の家に引っ越してきて仲良くしましょう、これからは心を入れ替えて生きていきますと言われても過去を知る以上それを鵜呑みに出来る人などいないでしょう。
もちろんそれは元加害者にも言えるでしょう。
自分を不安に思っていると感じてしまえば常に監視され、白い目で見られていると感じストレスは増大していくでしょう。
その結果がどうなるかはわかりませんが、これは双方にとって本当に有意義のあることなのでしょうか?
本当に有意義であればこれほどまでにこの問題が大きくなることはないように思います。
現在の廃止国の中でも徐々に凶悪な犯罪を犯した加害者が釈放され始め、そのために多くの国で死刑復活が望まれつつある事実から、私は死刑廃止は行うべきではないと考えます。
※ 貴方も知っていると思いますが、現在の死刑廃止国において、死刑を廃止した後の最高刑は相対的終身刑となっています。
絶対的終身刑は世界でも4カ国しか採用されていません。そのうちの2カ国は最高刑が絶対的終身刑ではなく死刑が存置されています。
さらに残りの2カ国もタリフ制度が採用されているため法律上は絶対的終身刑がありますが実質はないと言っていいでしょう。
つまり絶対的終身刑が適用されたことがあるのはアメリカと中国の2カ国であり、両国とも最高刑は死刑になっています。
さらに、中国では現在終身刑受刑者はいないため、絶対的終身刑が適用されている国はアメリカだけだということになります。