07/10/31 00:57:52 Cm1e4wjz0
>>412ですが
司馬遼太郎さんと著書「歳月」を
読むと日本の裁判の問題が浮き彫りにわかります。
はしょってご説明すると江藤新平という方がいて
参議(今の内閣みたいなもの)と日本最初の司法卿(最高裁判長)
になり、三権分立を日本に取り入れることを献策しました。
彼は当時権勢を誇っていた薩長土肥の役人
も無私公正に罰しました。井上馨や山県有朋(山城屋事件で
当時の国の予算の1%を横領)権勢を誇っていた薩長土肥の
連中は心よく思っていませんでした。
征韓論で西郷隆盛等と江藤新平も下野し、佐賀の乱の首謀者になりました。
捕まり、弁護士なしの暗黒裁判にかけられ、当時の刑罰に
なかった「さらし首」になりました。一方西郷は参議、
陸軍大臣を歴任し、同じように西南戦争の首謀者になりました。
が、西郷の死体は手厚く葬られ、後に正三位に命じられました。
その後、山県有朋は国の予算を横領した経歴がありながら、
陸軍大臣、総理大臣を歴任しました。前後しますが、財閥の
癒着もひどく、例えば○菱は山内容堂のおべっかの為に
山内家の家紋を真似したマークを使っています。
現在の法律では内閣が裁判官を決め、国民投票で問われますが、
全然説明がないため、選ばれなかった裁判官はいません。
これは三権分立とは言えないと思います。
政治家の言うことを聞く、裁判官だけ選ばれ、政治家に金が入る
公共事業、献金してくれる大企業に有利な判決ばかりでます。
弱者が有利な裁判は少ないです。