06/12/13 21:34:18 +jo8R+9F0
なぜ無罪なのか--。最高刑が罰金20万円という改正前の道路運送車両法違反罪で三菱自動車元幹部が逮捕、
起訴された横浜市の3人死傷事故をめぐる虚偽報告事件。初公判から2年3カ月を経た判決は
「国の報告要求は存在しなかった」と起訴事実の根幹を否定した。一貫して無罪を主張してきた被告側は
「当たり前の判決」と捜査批判を強め、被告席にいた死傷事故の遺族はぼうぜんとした表情でうつむいた。
「被告人はいずれも無罪」。13日午後1時15分、横浜地裁庁舎101号法廷。横浜簡裁の小島裕史裁判官が
主文を言い渡すと、スーツ姿の3被告のうち、正面に立った三菱ふそうトラック・バス元会長、
宇佐美隆被告(66)だけが裁判官に向かって一礼した。
判決理由の朗読が始まると、宇佐美被告は被告席に深く腰をかけ、長かった裁判を振り返るように、
ぎゅっと目をつぶった。三菱自元常務、花輪亮男(65)、同社元執行役員、越川忠(64)の
両被告は身じろぎもせず、じっと前を見つめた。
閉廷後は「法を的確に運用した裁判所に敬意を表する。我々を苦しめた警察、検察に猛省を求める」とコメント。
記者会見した弁護団も「捜査に問題があった。初めからフレームが決まっていて、それにはめこむ形で
取り調べたのでは」と強く捜査を批判した。
(後略)
>> MSN-Mainichi 2006/12/13[20:26] <<
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