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「いじめで自殺」高２女子の母親が提訴
中学時代に受けたいじめが原因で神経症と診断され、治療中に自殺した
愛知県岩倉市の高校２年の女子生徒（当時１６歳）の母親が、
女子生徒が通っていた名古屋経済大学市邨(いちむら)中学校（名古屋市千種区）を経営する学校法人
市邨学園と担任、いじめをしたとする同級生らを相手取り、計約４３００万円の賠償を求める訴えを１１日、名古屋地裁に起こした。
訴えを起こしたのは、同大学短期大学部准教授の高橋典子さん（５１）。
自殺したのは長女の美桜子(みおこ)さん。
訴状によると、美桜子さんは２００２年４月に同中学に入学したが、
同級生からノートや机に「死ね」「うざい」と書かれたり、靴に画びょうを入れられたりするいじめを受けた。
翌０３年に別の中学校に転校したが片頭痛などが治まらず不登校状態になり、
高校に進学後の０６年８月、神経症の影響で自宅のあるマンションから飛び降り、自殺した。
美桜子さんが診察を受けていた児童精神科の専門医は
「いじめが症状に影響を及ぼしていた」と診断しているという。
高橋さんは、「学校はいじめの有無を調査し、防止する義務があった。
適切な対応を取らなかったことが自殺につながった」と主張。
これに対して、同学園側は「いじめはなかった」としているという。
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