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「二風谷ダム判決とその後 ―訴訟の舞台裏とこの10年の動き―」
田中宏●弁護士・北大法科大学院教授
日 時:2007年07月24日(火) 18:00~20:00
場 所: 北大人文社会科学総合教育研究棟(W棟)2階 W203教室
●主催:北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター
●共催:北海道大学アイヌ・先住民研究センター
●問合せ先:北大法学研究科附属高等法政教育研究センター
1997年に札幌地裁で出された画期的な二風谷ダム判決から10年。ほぼ同時に
成立したアイヌ文化振興法とも相俟って、今年2007年は日本社会における
アイヌの人々の法的地位を再検討するための意義ある節目となっています。
しかも、北大には4月から新たにアイヌ・先住民研究センターが設立され、
アイヌ・先住民に関する法・政治・文化研究のための協同の場も展開される
ことになりました。そのような中、これら意義ある活動のきっかけとなった
判決、その弁護団の長として、アイヌの人々と共に議論を展開された弁護士
の田中宏先生は、現在、北大法科大学院の実務家教員として教鞭を執って
おられます。そこで本講演会では、田中先生に、当事者でなければ知り得
ないような訴訟当時の経過や争点、苦労話などを改めて振り返っていただ
くと共に、この10年間のアイヌの人々をめぐる法の動きの評価や今後の
展望などを率直に語っていただいて、未だ十分とは言えないアイヌの人々
の法的地位のいっそうの改善に向け、二風谷ダム判決とその後の10年は
私たちに何を問いかけているのか、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
URLリンク(www.juris.hokudai.ac.jp)