07/10/18 21:46:27
私的流用:南ア市、男性職員を諭旨免職 日本赤十字社費79万円を流用で /山梨
南アルプス市は29日、市民から集めた日本赤十字社の社費(会費)など79万5450円を私的に流用したとして、戸籍市民課主幹の
藤巻勝仁容疑者 (49) を同日付で諭旨免職処分にしたと発表した。藤巻容疑者はすでに全額を返金しており、告訴などはしないという。
同市によると、藤巻容疑者は同市H支所市民福祉課主幹で福祉担当だった04~05年度に、社費と社費集金業務のため各区へ交付
される事務手数料の 一部を流用した。
H支所管内には6区があり、藤巻容疑者がいた当時は毎年7月下旬ごろ、各区長が集金し、現金で職員に手渡していた。社費は8月末
までに本庁の福祉課に納めることになっており、他の支所が金融機関の口座に入れていたのに、H支所だけが現金で保管し、藤巻容疑
者1人が扱っていた。
流用額は、04年度が集金額の約4割の41万5500円。05年度は約12%の17万1500円と手数料12万8450円。同市によると、藤
巻容疑者は「元上司の債務の保証人になり、返済に充てた。市民の皆さんの善意を踏みにじり、おわび申し上げる」と話しているという。
同市は、監督責任を問い、当時のH支所長だった教育委員会次長(59)を厳重注意処分にした。また、再発防止策として、集金した社
費はすぐに口座 に入金し、 各区の集金額を明確にし、上司がチェックする制度を整えるとしている。