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兵庫・佐用、豪雨ごみ4千トン 処理能力超える
2009年8月18日 19時02分
豪雨被害に見舞われた兵庫県佐用町で、使えなくなった家具や家電製品が町内のごみ集積場に次々に運び込まれ、山積みになっている。
県によると、同町の半年分のごみに相当する約4千トンに上ると推定され、さらに増える見通し。
処理できる能力をはるかに超えており、同町は周辺の自治体に協力を要請する方針だ。
町によると、床上浸水は700棟を超え、大量の家財道具が泥まみれになったり、浸水したりした。
町はごみ処理施設のほかにグラウンドや空き地など計4カ所を仮集積所に指定。
同県姫路市や鳥取市から応援にきた回収車が、ひっきりなしにごみを運び込んでいる。
上月地区の町民グラウンドには冷蔵庫やテレビ、畳、テーブルなどが積み上がり、ほこりが立ち込め、すえたようなにおいも。
近所の浅野雅之さん(73)は「少し風が吹くとほこりが舞いマスクが欠かせない」と家の片付けをしながら話した。
県によると、町の処理施設の最大処理能力は1日当たり約30トン。県は「早めに処理をしていきたい」と話している。
(共同)