09/04/07 08:07:16
>>411
(ドイツで)明細書を開ける時はドキドキ
まず、我が家をモデルに電気・ガス・水道料金の精算方法を説明しよう。
2008年の我が家の電気・ガス・水道料金は月々約140ユーロ(内訳:電気40ユーロ、ガス80ユーロ、水道20ユーロ)。
この140ユーロという額は前年(2007年)の年間料金を単純に12等分して決められたものだ。ガスを暖房に使っていること
から冬のガス使用量は多いはずだが、毎月の支払額はそういった変動を無視しているため同額となっている。
料金の見直しは公社が年末に行う電気・ガス・水道使用量検針の結果による(右写真)。つまり、2008年の年間使用量が
2007年より多ければ2009年の月支払額は値上げとなり、逆に少なければ値下げとなる。
こういったわけで、年に1度郵送されてくる明細書を開ける時にはちょっと緊張する。先月届いた明細によると、2009年
の料金は残念ながら月6ユーロの値上げとなり、加えて2008年の不足分約70ユーロの請求書も同封されていた。年間料金は
エネルギー国際価格や、厳冬か暖冬かといった自然要因により変動するので「値上がり=省エネの失敗」とは言い切れないが、
いずれにしても、もっと引き締めてかからねばならないだろう。
こういった仕組みのメリットは検針にかかる人件費が低く抑えられること。逆にデメリットは月々の使用量が不明なため、
消費者が省エネを実行しても月ごとの効果が確かめられないことだろう。
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