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原子力発電からは、百万キロワット(電気出力)当り、毎秒約七十トンの放射線を含む七度ないし八度Cの温排水が海
に放出されるといわれる。この計算にたてば、現在計画中の柏崎原子力発電所は完成後毎秒七百トンの排水量となり、
日本最大の水量をもつ新潟県阿賀野川(毎秒四百トン)をはるかに上回る。その上、若狭湾をはじめ日本海一帯に建設
される発電所からの排出量を考えてみたとき、膨大な温排水が日本海に放出されることとなる。これは単に建設用地
一帯の漁業権を補償すればことたりるものではなく、わが国だけでなく地球的規模の環境破壊につながる重大な問題
を含んでいる。