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エコプラザ汚水池損壊:梅雨迎え、シート張り替え開始 住民に漏水の不安 /宮崎
6月11日17時3分配信 毎日新聞
調整池損壊・配管漏水が明るみに出た産業廃棄物処理施設「エコクリーンプラザみやざき」(宮崎市)で県環境整備公社はこのほど、調整池に流れ込む汚水量を減らすため、応急的に埋め立て処分場を覆っているビニールシートの張り替え作業を始めた。
専門家の視察で、劣化でシートに穴が開くなど防水の不備が見つかり、作業を早めた。
梅雨・台風時期を迎え、周辺住民から「また漏水が起きるのでは」と不安の声が上がっている。【中尾祐児】
公社によると、張り替えは処分場の4区画のうちB区画(9600平方メートル)。当面予定したゴミの搬入量に達したため、埋め立てを一時中断。
全面を新しいシートで覆い直し、雨水が処分場に浸透しないように防水する。作業は約10日間で工費約200万円。
7月に張り替える予定だったが、土手裕・宮崎大准教授(環境工学)の指摘を受け、作業を早めた。また、埋め立て中の隣のA区画(9800平方メートル)も8月ごろ、同様に搬入が一段落し次第、新しいシートで覆い直す。
その後は、B区画の一部のシートを外し、そこにゴミを埋める。
施設は、この処分場の地下に浸透した汚水を配管を通じて調整池にためる構造になっている。
だが、調整池の大半が損壊し、3分の1しか使えないため、公社は2年前から処分場にシートを張って浸透を防ぐ、応急措置を施してきた。
ところが、05年9月の台風14号など大雨の度に計6回、配管のふたなどから汚水があふれる事故が起きた。今回のシートの張り替えについて、地元農家は
「県や宮崎市が責任追及に躍起になるのはいいが、早く施設の抜本的な対策に着手してほしい。また漏水事故が起きれば、農産物への風評被害も起きかねない」と不満を述べた。
6月11日朝刊 最終更新:6月11日17時3分