08/03/22 22:05:16
1kWhあたりのCO2排出量は、
URLリンク(criepi.denken.or.jp)
によると、
石炭火力 0.975kg
石油火力 0.742kg
LNG火力 0.608kg
CO2排出権の価格は、
URLリンク(eco.nikkei.co.jp)
によると、日本国内相場では1kgあたり1.212円。EU相場では3円程度
つまり、
石炭火力 国内 約1.2円 EU 約2.9円
石油火力 国内 約0.9円 EU 約2.2円
LNG火力 国内 約0.7円 EU 約1.8円
これを>>290の単価に加えると、
石炭火力 6.9円 or 8.6円
石油火力 11.6円 or 12.9円
LNG火力 6.9円 or 8.0円
となる。
日本国内からCO2排出権を購入できずにEUから購入するとして、風力に求められる単価は、
電力需要の多い時間帯で12.9円、少ない時間帯で5.3円、それらの中間で8.6円。
(多い時間帯と少ない時間帯の長さが同じなら平均で9.1円。)
24時間365日一定で単価を計算しても、それが9円以下なら、火力の置き換えが可能だね。
9円以下を実現している風力発電所がレアケースだから、
日本で風力発電の実用性が疑問視されるのも当然なのかな。
もしかして海外の火力系の発電所は、日本よりも単価が高いのかな。
日本の火力系の発電所が省エネの努力をしてきた結果が、風力への逆風というのは皮肉だな。