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重量物梱包材メーカー「トライウォール社」(東京都千代田区)は、特殊ダンボール製の棺「エコフィン・ノア」を開発・販売中。
ダンボール製といっても表面を有害物質が出ない特殊な布で覆い、約200kgの重さにも耐える。
同社特販部の増田進弘さん(54)は「海外では10年以上前から、紙製棺の普及が始まっていたことが開発のきっかけ」という。
エコ棺も木は使うが、木製棺に比べ、森林資源を約3分の2に、1回の火葬で使用する灯油量を約半分に、燃焼時の有害ガス発生も約3分の1に抑えることができるという。
価格は木製棺とほぼ同じ。1棺につき10本を海外に植林するという。
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昨年9月、祖母の葬儀で実際にエコ棺を見た川崎市の主婦(36)は「紙製なのでチープなイメージがあったが、実物を見るとやさしく温かい感じがした」。
同社のアンケートでも「悲しい別れの後、温暖化防止に役立つならうれしい」「環境のことを気をかけていた父にぴったり。父も喜んでいると思う」との声が寄せられた。
平成18年11月の販売開始から、約2000本が売れ、徐々に浸透している。
増田さんは「まずは環境問題に関心のある人を中心にエコ棺の良さを伝えたい。棺は燃やすためにあるのだからこそ、環境への配慮が必要だ」。
エコ葬の普及について、大竹学科長は「『エコだからわびしい』というイメージの払拭がカギ」と話している。
最終更新:2月8日8時1分