07/04/10 20:08:29
>>67さんへ、66です。
色々調べてみました。
例えば、本スレで話題になった柏崎刈羽原発1号機ののECCS系の故障改ざんの件ですが
故障していたのはECCSポンプそのものじゃなく、RHIWポンプとかいうECCSポンプに冷却水を補給する
ポンプらしいですね。
構成を見ると、同じ系統には、故障していたRHIWポンプ(A)の他にRHIW(C)ポンプが有ってどちらか片方
があれば、ECCSポンプ(RHRポンプ(A)とLPCSポンプ)の冷却水の確保には十分という話ですね。
1)67さんの話ではポンプが同時に故障するケースってのは殆ど無いということですから、確率論的には
ECCSポンプが必要になる時に故障するポンプは1台と考えてよいのでしょうね。
ポンプ1台での故障を仮定した場合は、一番厳しいケースはRHIW(C)ポンプが故障してRHRポンプ(A)
とLPCSポンプが使えなくなったパターンですね。
2)電源系の故障の方が高いという話だと、柏崎刈羽原発1号機の場合は、非常用ディーゼル発電機(B)
の故障が一番厳しい事象ということになるのかな?
レポートにも「単一故障で区分2の故障を仮定」となっていますから
いずれにせよ、元々原発の故障では、ディーゼル発電機1台とそれに付属するECCSポンプが動かなかった
場合を想定しており、どちらか片系で(ECCSポンプ2台が有れば)事故時の冷却も可能という話ですから、
今回の場合は機器の故障が1)のケースでも2)のケースでも、リスク的には問題は無かったと考えるべきな
のでしょうね。
ただ、思うのですが、
普通の発電所って発電機がいくつもありますよね。
ということは、自分ところの電気がなくなっても隣から電気をもらうようにする。1つしか無い場合は近隣の発電所
から電気を供給してもらうことにする。って事にしておいて、そこから電気をもらうことができれば非常用ディーゼ
ル発電機に頼る必要は無いので、実際の電源系の故障は想定している事故よりも少なくなると考えてよいのでは
無いでしょうか?