07/04/09 16:45:49
>>66
【1件目】
ポンプなどが同時に故障したケースと言うのは、たぶん、ほとんど無い。
ただ、電源系などで、製品不良による絶縁不足から、
1箇所が故障した際に、もう1つの系統がギリギリの状態だった、
と言うことは、過去に起きている。
ちなみに、リスク算出時には、同時故障は、機器の動き始め
(ポンプの起動時や、弁の開閉状態が変化する時)に発生することが大半であることから、
それらの故障モードに対して、機器が10回故障する中の1回は同時に故障すると
考えて評価を行っている。
【2件目】
原理的には可能だと思う。
いきなり放射性物質が漏えいするようなことはなく、
さまざまな回復措置に失敗した場合に、漏えいは発生する。
だから、それまでの時間に検出器の周りを
放射線の遮へい効果のあるもので囲ってしまえばよい。
但し、現在、日中はほぼ100%の確率で、
国の検査官が各原子力発電所には駐在している。
(各炉ではなく、福島第一なら、福島第一全体で1~2人)
なので、彼らに気付かれることなく作業を進める必要があるので、
非常に困難ではある。