09/10/03 09:57:52
低周波被害にはいくつかの誤解があるのでここでおさらいしましょう。
(Q)家がボロだと音が家の中に入ってうるさくなるのは当たり前か
(A)これは逆ですね。安普請は共振し難いので低周波被害は起こりにくい
です。また、30センチ以上のコンクリートでできた家でも発生しにくい
です。一般の水準の家の共振周波数が低周波被害の周波数に近いため
被害が顕著に出ます。
(Q)音源に近いところで被害が大きくなるか
(A)私の関係しているところは15Km離れても全く減衰せず、また気温と
湿度によっては音圧に節と腹ができて特定の地域だけに強く出る場合もあります。水力発電では50Kmまで到達したを例もあります。
(A)加害者が発する特定周波数が元凶になっているか。
(Q)加害者が巨大な正弦波発生器を使っている場合ならそうですが、一般には複合的な音になっているはずです。これはスペアナで見ればいくつかのピークがあることでわかります。
ところが、現実に被害が発生する家の中では部屋や壁の共振周波数と一致
した成分が強く出ます。つまりラジオと同じく多数の局から特定の局を選局した状態になります。
このことから第三者が低周波被害の実態を調査しようとすると、住み込みで
調査せざるを得ず非現実的となります。
重金属などの公害規制が被害の有無にかかわらず排出量で規制されている
ように、低周波も排出規制をするべきなのです。