08/07/20 18:50:27
3.無為な光害発生・浪費の構造
> 一般的なイカ釣り漁船の構造です。
> 甲板の「上」に、集魚灯がズラリと吊り下げられています。
> メタルハライド灯という、水銀灯に改良を加えた高出力ランプが用いられ、
> 1隻あたり180000Wが「上限」とされています。
> 最近の国道街路照明は、フルカットオフ型1本180Wですから、イカ釣り漁
> 船1隻あたり、街路灯1000本ぶんの電力を消費していることになります。
> この電力は、すべて船上の発電機によってまかなわれています。
> 1隻のイカ釣り漁船は、1晩の出漁で約400・の燃料を消費しますが、その
> 約2/3は集魚灯を光らせる発電機のために費やされています。
> このように多くの燃料・費用をかけて漁火を灯しても、その光の大部分は
> 漁に役立つことなく、ただ無駄に周囲の環境に放出されているのが実情です。
> 街路灯1000本ぶんに相魔キる光を放つ強烈な漁火も、実際に海面に届くのはその10%程度にすぎず、
> イカがいる水深50~300mという漁獲深度に届くのは、海面に届いた光の、さらに0.001%ほどにすぎません。
> 現状の「漁火」を用いたイカ釣り漁業は、きわめてエネルギー効率が悪く、
> 燃料と経費の多大な浪費とともに、多量の二酸化炭素を発生し、
> 同時に非常に広範かつ重度の「光害」を生じさせています。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
> 浜中町の浜中漁協所属の内村武夫さん(73)は年間重油消費量を
>約8万4000リットルから約3万6000リットルと、6割近く減らすことに成功した。
> 所有するサンマ棒受け網漁船「東海丸」(9・7トン)の集魚灯を電球から
>発光ダイオード(LED)に切り替えたからだ。水揚げ量も3割アップしたという。
>内村さんは、「天候の要因もあり、すべてがLED集魚灯のためとは言えない。
>だが、LEDの威力は実感した」と笑顔を見せた。