10/07/05 17:21:14
ごめんなさい。かえって混乱させてしまったかもしれないので改めて書きますね。
この種の測定法では通常以下の3種類のサンプルを一緒に測定します。
1)陰性コントロール(抗体検査の場合なら口蹄疫ウイルスの抗体がないことがわかっているサンプル)
2)陽性コントロール(口蹄疫ウイルスの抗体があることがわかっているサンプル)
3)未知のサンプル(牛から採ってきた血清)ーーー何頭分かあればその数だけ
1)でもバックグラウンドにより測定値はゼロとはならないので、3)の測定値と1)の
測定値を比べて差し引きを行い、さらに2)の値も参考にして上の(例)のような基準を設けて
陽性・陰性を決めるという手順になります。
このとき、差の値が測定誤差の範囲内なのか本質的な差なのか、の判断が難しいものが
偽陽性として出てきてしまうことがあるということです。
つまり「陰性が確認できない」をより正確に言うと「陰性であるとも陽性であるとも断定できない」
ということになると思います。