10/05/11 01:01:20
>>356
Sasayama’s Weblog ≫ 独立行政法人の基金の国庫返納は、運用含み損を実現損にするに過ぎないのでは]]
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新たな埋蔵金として、行政刷新会議が、事業仕分けの過程で、公益法人や独立行政法人に
眠る基金など新たな「埋蔵金」の洗い出しも進め、仕分け作業の前半戦で20の基金などに対し、
9000億円から最大1兆円近くを国庫返納すべきだと判定したようなのだが、果たして、どうなのだろう?
たとえば、厚生労働省所管の独立行政法人、福祉医療機構が抱える4基金、
計2800億円についてみれば、政府の出資金を元手に設置し
その運用益を積み立て、民間非営利団体(NPO)などによる
地域福祉事業や障害者スポーツ大会の費用を助成しているというのだが、
その肝心の運用益が、リーマン・ショック後の各種運用金融商品の評価損の嵐を、
かいくぐっているとは、到底思えない。
(上記の福祉医療機構の場合は、政府保証のない財投機関債のようだが。)
ナッシム・タレブさんのように、オプションでヘッジをかけながらの運用でなければ、
到底、このリーマン・ショックは、乗り切れていなかったであろう。
運用していないならば別であるが、運用しているとすれば
、おそらく、現時点では、元本保証の国債(この場合でも、
中途換金調整額が差し引かれる)運用など以外は
、運用資産に、巨額の含み損があるに違いない。