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「野菜工場」野菜に毒を埋め込むのもカンタンらしいな?
三菱化学など続々参入 LED照明、化学が攻勢 部材開発強み「電機の牙城」崩し
4月6日7時56分配信 産経新聞
省エネ型の次世代照明として普及が進むLED(発光ダイオード)照明市場に化学メーカーが相次ぎ参入している。
6月から海外販売を計画している三菱化学は5日、年内に国内でも発売する方針を固めた。
住友化学は2月にオフィス用の販売を始め、家庭用の製品化も視野に入れる。
市場拡大が期待できるため、主要部材を開発できる強みを生かし、電機メーカーの“牙城”を切り崩す構えだ。
三菱化学は6月に欧州、今夏に米国市場に参入した後、年内に日本で販売に乗り出す。
同社はDVDなどを「バーベイタム」ブランドで販売しており、照明にも同ブランドを採用して家電量販店などで販売。
製造は国内の照明器具メーカーに委託する。
同社の小林喜光社長は「LEDチップなどの主要部材を開発しているのが強み。
そこを基盤に最終商品の照明まで手がけて収益を最大化したい」と意気込む。
平成27年には部材を含む関連事業で1千億円を売り上げ、3、4割を照明で占めたい考えだ。
住友化学が2月に販売を始めたオフィス用LED照明は、特殊な印刷を施した自社開発のパネルに光をいったん当てて室内を照らす仕組み。
蛍光灯に比べ消費電力を2割減らせるほか、目にかかる負担が少ない。すでに鹿児島県の小学校に納入しており、今後は家庭用の投入も目指す。
化学メーカーでは、昭和電工も主要部材の技術を生かし、1月から野菜や花を育てる植物工場向けの照明装置を販売している。
LED照明は家庭用で一般的な白熱電球に比べ、消費電力が8分の1以下しかなく、寿命も40倍の4万時間と長い。
民間調査会社の富士経済によると、国内市場は21年の318億円が27年には1342億円に拡大する見通しだ。
このため電機メーカーも販売を強化。東芝が3月に中国で販売を始めたほか、昨年6月に国内で市場参入したシャープは今年度中に海外販売を始める。
主要部材の高い技術を持つ化学各社の進出によって競争が激化し、性能向上や価格低下がいっそう進みそうだ。