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偽装ウナギ 神港魚類が損害賠償請求 東京地裁 (7/21 14:38)
中国産ウナギの産地偽装事件で、偽装ウナギを購入させられたとして、水産物卸売会社「神港魚類(しんこうぎょるい)」
(神戸市)が、水産物輸出入販売会社「魚秀(うおひで)」(大阪市)や親会社の「徳島魚市場」(徳島市)など
3社と幹部ら8人に計約11億円の損害賠償を求め東京地裁に提訴していたことが21日、分かった。
訴状によると、魚秀などは昨年2~4月にかけ、中国産ウナギ加工品約256トンを「愛知県三河一色産」と偽装表示。
神港魚類は偽装ウナギを計約7億7千万円で購入したが、事件発覚で販売が不可能となった。
偽装ウナギ商品の廃棄処分などの費用以外にも、事件発覚で正規品の輸入かば焼きも販売できなくなるなどして
多額の損害を受けたとしている。
魚秀は、神港魚類や両社の幹部らとともに不正競争防止法違反罪に問われ、4月に神戸地裁で有罪判決を受け確定した。
神港魚類は「魚秀などが民事上も責任を負うのは明白」と主張。自社の元社員の事件関与にも言及し
「魚秀側の巧妙なわなにかかり、神港魚類を欺くために一役買っていたとしても、
魚秀側らの不法行為責任と債務不履行責任が消えることはない」としている。
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)