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収賄容疑で県幹部逮捕 システム導入で便宜
2010年1月14日
農協がコンピューターシステムを導入する際に便宜を図った見返りにコンサルタント会社から現金を受け取ったとして、県警捜査二課などは12日、
収賄の疑いで、県商工観光労働部管理監の古川久巳容疑者(56)=高島市マキノ町知内=
を逮捕した。現金を贈ったコンサル会社は時効が成立している。
逮捕容疑は2005年4月下旬ごろ、「JAグリーン近江」(東近江市)が米の乾燥保管施設「環境こだわりカントリーエレベーター」を建設する際、
県内の物流コンサル会社の米栽培履歴管理システム(1億円)を導入し、さらに施設に補助金が出るよう中央官庁に働き掛けた見返りに同社社長から約850万円を受け取ったとされる。
現金には同社が当時かかわり、米原市が推進する滋賀統合物流センター(SILC、シルク)事業でも便宜を図ってもらう趣旨もあったとされる。県警によると、容疑を認めている。
県によると、同JAは04年度、消費者が生産者の情報などを追跡できるシステムの導入促進対策事業として総事業費1億4000万円のうち6650万円の国庫補助を受けた。
JAからの申し込みを県農政水産部が審査し、農水省から承認を受けた。
古川容疑者は1972年に県に入庁。事件当時は県東京事務所副所長で、企業誘致を担当していた。
県警は13日、県庁や米原市役所など関係先数カ所を家宅捜索した。
県庁では午前10時20分ごろ、古川容疑者の現勤務先の新産業振興課を捜査員20人ほどが捜索し、関係書類を押収した。