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<広島豪雨>がれきから67歳救出 土砂崩れから半日後
7月25日22時28分配信 毎日新聞
25日午前に豪雨のため土砂崩れが起きた東広島市志和町では、梅田サトシさん(91)宅が土砂に埋もれ、サトシさんと息子の静則さん(67)が行方不明に。
約半日後、静則さんは救助されたものの、サトシさんの遺体が見つかった。
現場近くに住む男性(77)は「寝ていると突然、大きな音がして跳び起きた。地響きがしたようだった」と話し、
近くに住む香川祐治さん(61)も「ずっとここに住んでいるが、こんな土砂崩れは初めて。足がすくわれるほど(土砂の)流れは速かった」と青ざめた。
別の男性(63)などによると、サトシさんは10年以上前に夫を亡くし1人暮らし。足が悪いため、ほとんど家から出ず、広島市内に住む静則さんが泊まりに来ていたという。
静則さんが見つかったのは25日午後5時過ぎ。
母屋1階を捜索していた県警東広島署員が、がれきの中でひざが動いているのに気付いた。
「静則さんですか」という問いかけに「はい」と答え、消防署員が「左腕は動きますか」と聞くと「大丈夫です」と話して、足や足の指を動かしたという。
一方、サトシさんの悲報に、親類の善明ひさ子さん(79)は「温和な人で、人の悪口を言ったことのないいい人だったのに」と肩を落とした。
現場近くの山本義登区長(74)によると、93年ごろ、土砂崩れが起きた場所に産業廃棄物処分場を建設する話が持ち上がった。
住民の反対運動で計画は白紙に。
しかし05年ごろから、大型トラックが土を捨て始めた。
今年には土の高さは約20メートルほどに達し「雨が降ったら崩れるだろう」と住民に不安が広がっていたという。