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農水所管法人が自己破産 不正流用で6億債務超過
2009年6月9日 19時28分
不正流用が発覚した社団法人「日本農村情報システム協会」(東京都豊島区)は9日、理事会を開き、自己破産の申請を正式決定した。
資本金に相当する基本財産の不正流用で6億円超の債務超過に陥り事業が継続できなくなった。
同協会は農林水産、総務、経済産業の3省の所管で、公益法人の破綻は異例。
不正流用は長期にわたって行われていたとみられ、3省の監督責任も問われそうだ。
協会は9日に通常総会を開催し、今後の協会のあり方について会員企業から理事会に一任を取り付けた。
その後の理事会で自己破産の手続きをとることを決めた。
大池裕会長はコメントを出し「再建努力はしたが、再生の道は厳しいとの結論に達した」と説明した。
流用資金の使途の解明が焦点となっており、石破茂農相は9日の閣議後会見で「告発が適当と判断すれば当然告発する」と述べ、刑事告発を視野に調査を急ぐ方針を示した。
(共同)