09/01/04 15:11:45
日本の漁師はダメだな・・・と、今日放送のTV番組エコ地球号をみて思った。
ノルウェーの鯖漁船は、コック付き、船員の個室はホテルなみ、1ヶ月働いて1ヶ月休みで、
船長クラスは年収1500万円、船員クラスは年収800万円だそうだ。
また、漁も完全に自動化されて、網を引き上げることもなく、ポンプを使って魚を
船の冷蔵庫に放り込むから、手間がかからない上に、魚に傷が付かず鮮度を保てるから
高く売れる。
しかも、船によって漁獲制限が決められているから、高値で売れる大物ばかりを捕獲し、
小物を逃がすから、資源が減らない。また、魚は最低取引価格が決まっていて、漁師の収入は
保護されている。
また、大きな鯖の3分の2は日本に向けて輸出されている。
日本で捕れる鯖の量も多いが、日本の場合は各船に漁獲制限が無く取り放題なので、
まだ大物に成長していない鯖までもみな取ってしまうから、水産資源が減るばかりか、単価も安い。
しかも、小ぶりの魚は、日本で消費されきれず、単価の安い東南アジアに輸出している有様なので、
収入が悪い。
つまり日本の漁師は、小ぶりの魚を捕って、安くしか売れないばかりか、大ぶりの魚はノルウェーから
輸入して、自ら収入を減らしているのが現状。
日本の水産業もノルウェーの漁法を見習って、高値で魚を供給できるシステムに変革しなければ、
生活が安定せず、実入りも悪いし、衰退していくだけだ。