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<ホームレス襲撃>殺人未遂容疑で36歳男逮捕 東京
1月3日12時38分配信 毎日新聞
東京都国立市の多摩川河川敷で昨年6月、ホームレスの男性が襲われた事件で、警視庁捜査1課は3日、
多摩市連光寺2、フリーター、高本孝之容疑者(36)を殺人未遂容疑で逮捕した。
同課によると、高本容疑者は「(現場には)行ったことがないし、知らない。逮捕状にはめちゃくちゃなことが書いてある」と容疑を否認している。
逮捕容疑は、昨年6月20日午前4時25分ごろ、国立市谷保の石田大橋下の多摩川河川敷で、男性(当時63歳)の頭部を鉄パイプのようなもので数回殴り、約2週間のけがをさせたとしている。
捜査1課によると、高本容疑者の部屋などから鉄パイプ6本と包丁2本、血の付いたジャンパーとシャツ各1着が見つかった。
都内の多摩地区では昨年3月と6月、ホームレスの男性が河川敷や高架下で襲撃される殺傷事件が計5件発生。
今月2日には、高本容疑者を追跡していた警視庁の捜査員が世田谷区近辺でその姿を一時見失い、約15分後、同区喜多見の東名高速高架下でホームレスの男性が殺害された遺体を発見した。捜査1課は、高本容疑者と一連の事件との関連を慎重に調べる。
捜査1課によると、国立市の現場近くの防犯カメラに、自転車に乗った高本容疑者によく似た男が映っていたことや被害者の証言などから浮上。昨年12月下旬から24時間態勢で追跡していた。
一方、捜査1課によると、世田谷の事件は司法解剖の結果、後頭部右側を中心に計十数カ所の殴られた傷や刺し傷があり、死因は頭蓋骨(ずがいこつ)骨折による失血死だった。【佐々木洋、古関俊樹、内橋寿明】