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ミツバチ不足、岐阜近郊でも 発祥の地で群の全滅続出
5月15日12時57分配信 中日新聞
ミツバチの不足や異変が全国的に取りざたされる中、岐阜近郊の養蜂(ようほう)業者らも影響を受けている。
はちみつ作りや果樹の受粉などに欠かせないだけに、関係者は不安を募らせている。
「代々ミツバチを育てるが、こんな現象は初めて」。はちみつ用のミツバチおよそ300群を飼育する各務原市内の男性(64)は、ため息交じりに話す。
1群につきミツバチは数万匹だが、昨年夏と今年初めに約70群が全滅。「農薬汚染の可能性もある。今後も影響が出ないか心配」
全国の養蜂業者から仕入れた授粉用のミツバチを農協などに卸す「アピ」(岐阜市加納桜田町)の担当者も危機感を抱く。
仕入れ量は例年の3割減となったが需要は落ちず、卸値は5割増しに。「幼虫の天敵となるダニが発生した」とみる。
巣箱を用いる養蜂技術が明治期から普及した岐阜県は「近代養蜂発祥の地」といわれる。
だが、県畜産課の見立てでは、養蜂で生計を立てる業者は減少傾向にある。
ある業者は「後継者育成など、立場を超えて養蜂業を守らなければ」と訴えている。
(久下悠一郎) 最終更新:5月15日12時57分