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そこで彼が目にしたのは、インドの農民たちが毎月1000人以上も自殺していることであった。
この1年間ですでに13万人を超える農民たちが相次いで自ら命を絶っている。その原因がGM作物にある
といわれるのである。業者から言葉巧みに売りつけられたものの、貧しい農民たちは高い種子を購入できる
蓄えが無いため、高利の金貸しから資金を借り受けGM作物の栽培に取り組み始めた。
しかし、予想以上にその栽培方法が難しく、思ったほどの収穫を達成することのできない農家が続出した。
また、たとえ収穫できた場合でもその作物を食べたことにより農民自身が健康被害に直面したり、
奇形児が急増するという二重の苦難に陥るケースが急速に拡大した。借金取りに追われ、
また自らと家族の健康を害したことで自責の念から自殺の道を選択する農民が後を立たないという。
この厳しい現実を目の当たりにしたチャールズ皇太子はGM作物の危険性をイギリスの国民のみならず、
日本の消費者や生産者にも伝えたいと願ったようである。とはいえ、イギリスですらブラウン首相は
「GM作物の規制を撤廃すべきだと考える」と発言。動物実験でGM作物の健康被害を明らかにした
オーストリア政府など慎重な国々との間で意見の対立が深まっている。
金融危機の次は食糧危機の到来か 遺伝子組み換え作物の光と影
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