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チャールズ英皇太子、地球温暖化対策について来日講演
10月29日16時36分配信 CNN.co.jp
ロンドン(CNN) 27日から日本に滞在中のチャールズ英皇太子は28日、都内で地球温暖化問題について講演した。
皇太子は最近の金融危機に言及しながら、人々が気候変動から目を逸らしていると指摘。
「われわれは世界経済の回復力を願い祈っているが、気候変動は到底一時的なものではなく、取り返しがつかない」と述べ、気候変動が地球の生存をかけた戦いであり、積極的な取り組みが経済活動を刺激する可能性があると語った。
チャールズ皇太子は1980年代から環境問題に強い関心を示し、有機農業に取り組んだり、遺伝子組み換え作物への反対を表明している。皇太子は講演中、日本の宇宙開発機関が撮影した画像を使い、世界各地で熱帯雨林の減少が加速していることを説明。
日本や英国などの先進国が直ちに全面対策に乗り出し、2050年をめどに温室効果ガスの排出量を70─80%削減する必要性を強調した。
チャールズ皇太子は日本と英国が外交関係を結んでから150年を記念し、カミラ夫人とともに来日した。
皇太子は31日午前、次の訪問先ブルネイに向かい、最後にインドネシアを訪問する。カミラ夫人は熱帯の気候に対応できないとして、ブルネイから英国に帰国する予定。
最終更新:10月29日16時36分