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>>生きていくため
他人の血肉・臓物が必要?
病気腎移植:移植学会非難声明で賠償提訴 原告患者ら「生きていくため」必要 /愛媛
12月11日16時1分配信 毎日新聞
生きていくためには病気腎移植しかない―。
病気腎移植に対する非難声明を出した日本移植学会の幹部らを相手取り、総額6050万円の損害賠償などを求める訴訟を松山地裁に10日起こした愛媛県などの腎不全患者らは、
愛媛弁護士会館(松山市三番町4)で提訴後に開いた記者会見で、病気腎移植の妥当性を訴えた。
記者会見には7人の原告のうち5人と、林秀信弁護団長ら弁護団のメンバーが出席。
臓器移植ネットワークに登録しても移植までに長年かかっている現状などのほか、原告団参加を希望しながら11、12月に2人が亡くなったことも報告した。
車椅子に乗り参加した原告の1人、香川県丸亀市在住の長谷川博さん(48)は、2度腎移植手術を受けたが、いずれも機能しなくなり、透析生活を続けながら教育現場への復帰を願っている。
長谷川さんは「透析患者は、いつ死ぬかと不安を持っている。修復腎(病気腎)移植で元気になるチャンスをください」と訴えた。
また、01年に親族から腎臓提供を受け移植手術したが機能が悪化しているという向田陽二さん(50)=愛南町=は「1回移植を受けられたとしても、2回目はないと思っている。後には修復腎しかない」と話した。
弁護団は、移植できる腎臓は摘出の必要がなく、摘出した腎臓を治療後患者に戻すべき▽移植に用いる腎臓にがんは禁止などと幹部らが発言していることに対し、「(病気腎移植を認めないという)結論ありきだった」として反論を主張していく。
11日には、超党派の国会議員の「修復腎移植を考える超党派の会」(杉浦正健会長)が約7カ月ぶりに会合を開き、厚生労働省の見解が示される見込み。【加藤小夜】
12月11日朝刊 最終更新:12月11日16時1分