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「爽健美茶」からも除草剤成分、女性が被害…兵庫
4月7日23時53分配信 読売新聞
兵庫県警社(やしろ)署は7日、同県加東市内の無職女性(54)が市内のスーパーで購入した日本コカ・コーラ(本社・東京都渋谷区)のペットボトル入り飲料「爽(そう)健(けん)美(び)茶(ちゃ)」(500ミリ・リットル)を飲んで気分が悪くなり、
県警による飲み残しの鑑定で、除草剤成分の「グリホサート」が検出されたと発表した。
女性は病院で治療を受けているが、命には別条はなく、快方に向かっているという。
同署は、何者かが混入させた可能性があるとみて、威力業務妨害と傷害の疑いで捜査を始めた。
発表によると、女性は今月3~4日ごろ、自宅近くのスーパー「ジャスコ社店」でお茶を購入。
6日午後3時ごろに飲んだあと、同県西脇市の病院に運ばれて、入院した。「キャップが開いていたかどうかはわからない」と話しているという。
容器に穴などは開いていないという。
ジャスコを傘下に持つ「イオン」広報部によると、ジャスコ社店では7日夕に、爽健美茶を店内から撤去した。
今のところ他の被害の報告はなく、「脅迫や犯行声明などもない」としている。
日本コカ・コーラ社の広報担当者は「7日夜に新聞社からの問い合わせがあり、初めて知った。情報収集中なので、何もコメントできない」と話した。
グリホサートは国内で一般的に流通している除草剤に含まれており、毒性は弱いが、摂取すると下痢や嘔吐(おうと)などの症状が出る。
3月31日、東京都練馬区の男性(43)が飲んで体調不良を訴えた花王の「へルシア緑茶」からも検出されている。
最終更新:4月8日1時34分