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進む“薬物汚染” 桜井市の幼稚園用務員が覚醒剤
6月11日7時51分配信 産経新聞
桜井市職員をめぐり、また覚醒(かくせい)剤事件が発覚した。10日、市役所で記者会見した雀部(ささべ)克英・市教育長は、
覚せい剤取締法違反罪で逮捕・起訴された市立安倍幼稚園の元用務員、小谷朱実被告(43)を9日付で懲戒免職処分にしたことを明らかにし、市民に対して謝罪した。
薬物をめぐる同市関係者の逮捕は、3月以降だけで計6人。
幼い子供が通う教育現場まで“薬物汚染”が進んでいた実態に、市幹部は頭を抱えている。
市教委などによると、小谷被告は逮捕前日の4月25日、「仕事を休みたい」と幼稚園に電話し、3日後には小谷被告の親族が「(小谷被告が)事故で入院するので1週間ほど休ませてほしい」と連絡。
しかし、30日には親族が初めて逮捕を幼稚園に報告、市教委はこの時点で把握した。
小谷被告は、市教委担当者の接見に対し「興味本位で覚醒剤を使ってしまった。本当に申し訳ありません」と述べたという。
安倍幼稚園の西田啓子園長は、小谷被告について「まじめで子供たちにも慕われていた。不審な行動もなく、びっくりしている。
保護者や市民に心からおわびしたい」。同園では保護者説明会で事情を説明することにしている。
市教委などによると、覚醒剤事件が続発した市環境部と小谷被告との接点はないというが、雀部教育長は
「子供の安全を守る立場の職員が、こういう行為をしてしまった。教育現場に広がらないよう信じている」と苦渋の表情で話した。
最終更新:6月11日7時51分