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英皇太子が遺伝子組み換え食品を批判、国内で論争
8月15日10時5分配信 産経新聞【ロンドン=木村正人】
チャールズ英皇太子が遺伝子組み換え(GM)食品を批判した発言が英紙で論争を呼んでいる。
同皇太子は英紙デーリー・テレグラフ(13日付)とのインタビューで、食料不足を解消するためGM食品を導入しようという動きを牽制(けんせい)。
「史上最悪の環境災害を招く」として同食品を推進している大企業などを批判した。
これに対し、タイムズは「同皇太子は口を閉じておくことができないようだ。同食品が人類と環境に害を与えるという証拠は何一つ見つかっていない」とかみついた。
一方、ガーディアンは「同皇太子発言は大きな騒ぎを引き起こしたが、彼の主張は本質的に正しい」と擁護論を展開した。
環境問題に積極的に取り組んでいる同皇太子は、自らの農場で有機栽培を実践している。GM食品をめぐっては推進派と反対派の間で激しい論争が繰り広げられている。