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レース開幕前夜にパリ・ダカ中止、テロ組織から脅迫
1月5日1時9分配信 読売新聞【ロンドン=大塚貴司】
ダカール・ラリー(通称パリ・ダカ)の主催者は、レース開幕前夜の4日、
テロ組織からと見られる脅迫と、モーリタニアの治安悪化を理由に、レースの中止を決定した。
レース全体の中止は、30年の歴史で初。
大会主催者の声明によると、モーリタニアで昨年12月24日、観光に訪れていたフランス人家族4人が、アル・カイーダの関連とされる組織に殺害される事件が発生。
主催者も、テロ組織から直接脅迫を受けており、フランス政府などとの協議の末、中止を決めた。
「関係者の安全を優先した時、中止以外の選択はあり得なかった」としている。
ラリーは、5日にリスボンを出発、11~19日にモーリタニアを通り、20日にセネガルのダカールに到着するコースで計画。
日本からは3度目の優勝を目指す増岡浩さん(三菱パジェロ・エボリューション)らが参戦を予定していた。
最終更新:1月5日1時9分