09/08/16 16:52:48
浜松市北区三ケ日町の浜名湖でアサリの密漁が絶えない。
地元の浜名漁協(浜松市西区舞阪町)は
「最近は愛知県でアサリが不漁なこともあって、
浜名湖での密漁が目立つ」と頭を痛めるほどだ。
7日には330キロものアサリを密漁したとして、
漁業法違反(漁業権の侵害)などの疑いで、
愛知県豊橋市の30?60代の男4人が細江署に摘発された。
同漁協気賀支所(浜松市北区細江町)がパトロール中、
男らがアサリを軽乗用車に積み込むのを確認して同署に通報したという。
同支所の野嶋宣夫所長補佐は「密漁は今年に入って4度目。
稚貝から成貝までごっそり持っていかれるのでつらい」と話す。
アサリは、浜名湖全域で共同漁業権魚種に定められ、
水産資源保護のため採る量や漁具の種類を規制している。
しかし、同漁協がパトロールを行っているものの、
昨年は100件以上の密漁があった。
今年も新たなアサリ漁場にしようと三ケ日町の海岸に砂をまいて
貝を育ててきたが、その情報が広がると密漁されてしまうという。
同漁協の吉村理利組合長代行は「浜名湖に入っているだけでは
アサリを採っているかどうか分からないので取り締まりは難しい。
パトロールを強化するしかない」と話している。