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在日コリアン老齢無年金訴訟:原告ら控訴 一審判決に抗議文、地裁に提出 /京都
京都府内の在日コリアン高齢者の老齢無年金訴訟で、原告5人全員が8日、請求を棄却した
京都地裁判決(2月23日)を不服として控訴した。これに合わせ、支援者らも同日、原告団
などと連名で、「差別を許す無茶(むちゃ)な判決。司法の責任を放棄し国際社会に背を向け
た」などとする抗議文を同地裁に提出した。
抗議文では「かつての日本の政策のために日本社会の一員として長年日本社会を支えてきた
者たちが、社会保障も受けられず、身体をこわすまで働き続けなければならない」と現状を指摘。
原告らへの差別を「立法府の裁量の範囲内」とした判決について、「差別の実態を、無年金で
あるが故の悲惨さを、戦後60年もの間放置し続けてきた立法府の責任を、ただの裁量で片付け
られるのか」と厳しく批判している。
さらに「実態を直視し、国際人権規約ならびに憲法にうたわれた『法の下の平等』の本来の精
神に立脚して差別性を解釈すべきだ。満身の怒りをこめて抗議する」と訴えている。【太田裕之】
3月9日朝刊
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