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■義子に養育費
日本人男性が比人妻(40)と結婚したのは1992年2月。妻からは「子供はいない」と聞かされていたが、実は比人男性との間に
生んだ幼い子供が3人いた。
3人の年齢は当時、5~8歳。結婚後、妻はわが子3人を「兄の子供。母親は台湾へ行ったまま
帰ってこない」と日本人男性に紹介。
上村昇二は日本で電気技師の仕事を続けながら、「不遇な親類の子供3人」に
学費と養育費を送り始めた。送金は男性が比へ移住する2003年ごろまで約10年間続き、額は1カ月5~6万円に
上ったという。
退職後に比へ移住するため、01年からは妻の地元、サンフェルナンド市で
自宅やアパートの建設に着手。
子供たちの養育費に加えて、建設費も妻の親類へ送り始めた。アパート建設を
担当したのは妻の兄弟。「2003年8月には完成する」との事で、日本人男性はその4カ月前、同年4月に
仕事を辞めて比移住に備えた。
■狂った生活設計
男性が比人妻を伴って比へ移住したのは同年7月。退職後の生活を支える
アパートの完成まで後1カ月のはずだった。
しかし、目にしたアパートは「完成にはほど遠く屋根すらない状態だった」。
当てにしていた家賃収入は得られず、妻は同年8月ごろから日本へ戻って
再び働き始めた。
日本人男性はそのまま比へとどまって、アパートの建設を監督。
「万が一の時のために持ってきた数百万円」も工事に費やした結果、
当初予定から3年半遅れの07年1月に完成した。
建設に総額2500~2600万円(自宅など含む)を投じたが、「家賃収入は波が大きく
1カ月1万ペソから4万ペソ程度。決してぜいたくな生活はできなかった」という。