08/08/26 17:20:09 pjHz0BZf
今回の中傷事件は、近年の少年犯罪によくあるパターンそのものです。親の言いなりだった優等生が挫折してゲームやネットにのめりこみ、
うまくいかない現実の腹いせに、家庭内暴力から果ては社会に復讐しようと大きな事件を起こす。45歳の大人でも、このような事件を起こすほど
幼くなっている。思春期の課題を乗り越えられないまま、バーチャルな世界の中で時間が止まってしまった人が増えているのでしょう。
最近の研究でも、暴力的なゲームや映像に触れていると、他者の痛みに共感する脳の領域の活動が、低下することがわかってきています。
自分の痛みにばかり敏感になり、悪意がないものに対しても、自分を攻撃しようとしていると思い込みやすいのです。特にネットは、妄想性を助長させる。
相手の顔が見えないから、お構いなしにいろいろなことを書いていく。書かれた方もまた、どんどん猜疑心が増大していきます。もともと対人不信感が強い人が
ネットの世界にはまることも多いので、慰められるどころか、逆に傷つけられて追い詰められるケースも頻発している。彼も2chの掲示板に
独りよがりの書き込みを続けました。それを読み解いていくと、彼には「妄想性パーソナリティー障害」の傾向が見られます。
他人が悪意を持って自分を貶めようとしているのではないか、という猜疑心が非常に強いのです。執拗に自分の性格について書き込んでいるのも彼の特徴です。
単なるコンプレックスを通り越して「人格醜形障害」である可能性もあります。これは自分の人間性に欠陥があると思い込む病気で、対人関係が非常に持ちにくくなります。