09/12/27 15:54:35 aqxdGmA5
『北朝鮮 やじ馬見聞記』(その一)「オモロイ坊主の北朝鮮托鉢行」
北朝鮮のホテルには盗聴器やマジックミラーが仕掛けられているという噂がある。
俺はもし監視している人間がいるのであれば、そいつに見せつけてやろうと思って、
鏡の前でわざと丸裸になり、ベットへ入り寝る時も掛け布団をかけずに、
部屋の中では毎夜ずっと裸で過ごした。もし本当にマジックミラーが設置されていて、
誰かが俺を監視していたらキット驚いただろうな。
その驚く顔を想像するだけで俺は笑いが噴出してきて
『見たければ、どうぞ粗末なものだがユックリ観察しろや。ザマー見ろてんだ!』と。
俺が一度、寝苦しいので“ホテル探検でもやってやるか”と夜の12時過ぎに部屋をそっと抜け出し
廊下を歩き出した途端に、何処からともなく通訳が現れ『何処へ行かれるのですか?』と聞くので
(それも背広をきちんと着てネクタイまで締めた昼間と同じ姿で)
『寝苦しいので、チョット散歩でも』と答えると『もうホテルの玄関は閉まっているし、
エレベーターも止まっているので、散歩は明日の朝にして下さい』と言って俺が部屋へ戻るまで
見守っていたし、食堂が開いていたらモーニングコーヒーでも飲むかと、
朝の5時頃に部屋を出たら、また後ろからそっと通訳が現れ『何処へ行かれますか?』と聞くのだった。
URLリンク(www.omoroibouzu.com)