06/12/22 12:41:42 obDzpzph
「美しい国?日本」
金原 梨花 (教員 28歳 大阪市生野区)
つい先日、私の好きなお笑い芸人が某有名女優と交際してるとの報道がなされた。
普段ワイドショーを見ない私ではあるが、興味があってつい見入ってしまった。
そこでは多くのコメンテーターから、このカップルを暖かく見守ろうと言う発言もあれば、
女優のほうが収入も身長も上だとかで冷やかし半分の発言もあり、私は違和感を
持った。なぜ女性が上ではいけないのか?と。
また、今年は有名な日本のプロ野球選手がメジャーリーグに挑戦することで、
日本球界の危機を煽る評論家もいたり、某プロボクサーの言動について激しく
非難する人もいる。何でも高額のギャラさえあれば何をしても許される訳では
ないとか。プロなんだから別にいいんじゃないの?
そもそも芸人も野球選手もボクサーも、自分の力と信念で地位を築いてきた人達だ。
それを日本古来の古臭い価値観や嫉妬心で批判することが最近、流行っている。
多様な価値観を認めず、何でも枠にはめ込もうとする息苦しい世の中はまさに、
戦前の全体主義そのものではないか。更には教育基本法の改悪も決まり、ますます
キナ臭くなっている。これのどこが「美しい国」なのだろうか?
いち市民として、また教師として、私は安倍総理に抗議したい。
「美しいって、ひとつだけですか?」と。