06/09/22 13:13:11 lX8zsgmE
東京都立高校などの教職員が都と都教育委員会を相手に、入学式や卒業式で
国旗に向かって起立し、国歌を斉唱する義務がないことの確認などを求めた訴訟の
判決で、東京地裁は21日、国旗国歌の強制は許されないとして請求を認め、
斉唱しないことなどを理由とした処分を禁じた。
職務命令による精神的苦痛の損害賠償として、原告全員に対する1人当たり3万円の
支払いを都に命じ、原告のうち音楽科教諭には、国歌のピアノ伴奏義務がないことも
確認した。国旗国歌法の制定後、国歌斉唱などの強制を違法と認定した司法判断は
初めてとみられる。原告と弁護団は「極めて画期的な判決。教育基本法改悪にも
歯止めをかける」との声明を発表した。(一部略)
URLリンク(www.shikoku-np.co.jp)
・難波裁判長はまず「日の丸、君が代は第2次大戦終了まで皇国思想や軍国主義思想の
精神的支柱で、現在も宗教的、政治的にその価値が中立的なものと認められるまでには
至っていない。信仰に準じた世界観、主義、主張から国旗掲揚や国歌斉唱に反対する人は
少なからずいる」と指摘。また「国旗国歌は強制するのではなく、自然のうちに国民に
定着させるというのが国旗国歌法の趣旨であり、学習指導要領の理念」との解釈を示し、
国旗国歌を強制する通達や職務命令は
「教育基本法が禁じた教育への不当な支配に該当する」と認定した。(抜粋)
URLリンク(www.ehime-np.co.jp)
・澤藤弁護士は、「憲法・教育基本法改悪を狙う安倍政権への最大のプレゼント」との
皮肉も。今回の完全勝利判決は、ファッション的石原都教委の暴走に歯止めをかけ、
今後の「日の丸・君が代」強制反対運動の大きな足がかりになるだろう。(抜粋)
URLリンク(www.labornetjp.org)