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>>537続き
ブランド信仰
なぜ、都市部や一部の有名な病院に研修医が集まるのか。医療関係者は一種の「ブランド信仰」と指摘する。しかし、
希望の病院に勤務できる人数は限られており、研修で燃え尽きる若い医師もいる。鳥大病院で研修1年目の医師、村下徹也(26)
=茨城県日立市出身=は「どこでもやることは同じ。よく知った先生たちがバックアップしてくれ、安心してできる」と言い切った。
仲間と話し合って残ることを決めたという。
意欲に燃える若手を引き留めるため、鳥大医学部の試行錯誤は続く。本年度中には、研修制度が進んでいる米国から指導医を迎える考えだ。
県も矢継ぎ早に医師確保対策を打ち出している。県職員として任用した医師を自治体病院に派遣するドクターバンク制度、
県内外の医療従事者や学生へのメールマガジン配信を開始。来年度には各研修病院と協議会を立ち上げ、
新人医師が魅力を感じる研修体制を築きたいとしている。
県地域医療推進室長の平賀は「もはや自分のところだけ医師が足りていればいいという状況ではないのです」と力を込めた。(敬称略)