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大学生「夢」の診療所設立、会社・学校帰り気軽に受診
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会社や学校帰りに気軽に寄れるコンビニエンスストアのようなクリニックが欲しい―。そんな願いを大学生たちが実現した。
東京のJR新宿駅前に昨年11月、オープンした「コラボクリニック新宿」の診察時間は午後6時から3時間。リピーターも増加しており、
学生たちの発想は利用者の心をつかんだようだ。
クリニックを考案したのは、東京大学、東京芸術大学などの学生約20人。東大1年の城口洋平さん(19)が受験生時代、かぜを引いても、
昼間は学校があって病院に行きにくかった経験から、“コンビニクリニック”を思い描いていたのがきっかけだった。
これを聞いた高校の先輩で、東大医科学研究所客員助教授の上昌広さん(38)が関心を持ち、上さんの研究室が医療面でのアドバイスや
医師の紹介などバックアップを約束。城口さんは賛同したサークルやゼミの仲間とともに、〈1〉利用しやすい時間帯
〈2〉通勤・通学に便利な場所〈3〉患者と医師が密接なコミュニケーションを取れる―の3点を目指し、計画をスタートさせた。
まず診療時間をサラリーマンが寄りやすい平日午後6時~同9時に設定。昼間は研究や病院勤務をしている医師5人にアルバイトで来てもらい、
診療体制を確保した。通常、クリニック開業には2000万~3000万円かかると言われるが、通勤・通学客の多い新宿駅西口から
徒歩1分のビルに格安の事務所を見つけ、医療機器もネットで格安品を買い集めるなどして、150万円に収めた。
医師と患者が話す時間を増やすため、診察室は2つ設けた。2室を医師が行き来し、空いている方で、患者に衣服を脱いでもらうなど
診察の準備を整えてもらっている。
また、ネット上で無料公開されている電子カルテや診療報酬の請求システムを連動して使えるように改良。問診票をビジュアル化し、
症状を正確に伝えられるようなデザインを企画した。利用者の男性会社員(38)は、「忙しい時は仕事から抜けられないので、
この時間に開いているのは助かる」と話す。
今年春には医療法人申請する予定で、「ビジネスとして面白い」と評価する企業人の協力も得られ、将来的にはフランチャイズ化を目指す。(後略)