06/12/01 22:21:46 W7hH2N5C0
>>458 閣下
「医学が専門」の私ですが、医学が発達する時は大抵戦争がらみですので、ほんの少しだけ
軍事を知っている程度の人です。兵器や個々の戦いにはあまり興味が無いのであります。
救急外来でよく使うソーブサンやカルトスタットなどの止血剤は、Uボートに日干しにされてアメ
リカから綿を輸入できなくなったイギリスが、ガーゼを海草で作ったら、本物の綿のガーゼより
早く傷が治ったから広まった、というのも医学系の本で得た知識ではなかったような(笑)
NHK出版の本は、以前テレビ放送されていたものを、書籍にまとめたもので、読んだのは学
生時代ですので、記憶がかなり薄れています。第1巻は、見事な出来でした。甘い計画、経済・
物流途絶の点から負けたのは当然と、科学的な分析がなされていました。
ただ、2巻以後は、当時は当たり前だった自虐史観にどっぷり浸かっていたと思います。NHK
は今も変わりませんね。あの朝日ですら、真っ赤な社会部を切ろうとしているのに。それにして
も「天声人語ジェネレーター2」は楽しいですね。
軍隊は巨大な官僚機構です。議会・政治家が主導していた明治・大正時代は国家運営がうま
くいっていたものの、官僚・軍部が主導するようになった昭和8年ごろから日本がおかしくなった
ように、現在の官僚主導の国家運営(一見、政治家主導に見えますが)では、また同じ失敗を繰
り返すだけでしょう。官僚にはビジョンが無いですし、持ってはいけませんし。
金融界では世界で知らぬ者はいない柳沢 厚労大臣ですが、最初は強敵が医学会に現れたと、
藤山裁判官が医療部に異動になったとき並に警戒していましたが、全然目立っていませんね。
所詮、厚労大臣なんて左遷ポストですから、やる気が出ないのかもしれません。官僚が変にビ
ジョンを持つと、WEやら首切法や派遣永年法など、やりたい放題してきますね。