04/02/14 00:18 z6HWhXSU
>>114さんの書かれている内容は、我が家も全くその通りです。
痴呆介護を始めて最初にぶち当たった壁は、自分ら介護する者が痴呆の親の状況を
自分の理性では理解しても、自分の感情がなかなか理解しないことでした。
次にぶち当たった壁がこれでした。
>痴呆の症状は様々ですが、一般的に、より身近な家族といる時が一番症状がでます。
>他人と接する時は至って普通に見えてしまう事が多く、なかなかご近所、親戚など
>たまに会う人には理解されません。
身近な家族とそれ以外の人に対する痴呆の人間の対応の違う事は凄まじいです。
家族に対しては以前の健康だった時とはまるで別人格で、穏やかでいつも優しかった人が
平気で嘘を言うし、悪たれはつくし、とそれは冗談をやっているんじゃないかと思うほどです。
病気が別人にさせているんだと解かっていてもこちらも人の子で・・・・となる訳です。
その時に、一番の問題は「親戚」でした。
痴呆の本人にとって、同居していない「親戚」は「家族」ではなくて「他人」なんです。
しかし当の親戚連中は、自分達は痴呆の本人にとっては「家族同然である」と勝手に思って
いるもので、自分達に接する痴呆の本人の姿が真の姿だと思い込み、それは違うんだといくら
説明しても解からずに、終いには介護家族と親戚が絶縁状態になってしまいました。
今にして思うと、親戚には痴呆の本人が家族と接しているところを隠しカメラでも使って
本人に気付かせずに見せておくようにでもしておけば良かったかなと思っています。