05/09/22 01:53:48
実は戦後から四半世紀の70年頃まで、
殺人で検挙される20歳未満の少年は、
今よりずっと多かった。
1958年が366人で、3年後の61年には448人に
達している。これが2003年は96人。
1985年、89年、98~01年に100人以上になっている
のの、戦後のピークと比較すれば、4分の1。
70年代末以降は低水準で落ち着いて推移している。
日本人男子の殺人者率はピークの1960年ごろに比べ、
全体で4分の1に減ったが、10代に
限ると6分の1、20代では7分の1。若者の方が減少幅はずっと大きいという。
戦後の貧しい時代、少年の犯罪は、金銭欲、性欲を満たすため、
または、生活を苦にした理由など「古典型」凶悪犯罪が主流だった。
それが、経済成長とともに「追求型」「不良集団型」の犯罪が主流になり、
97年の神戸小学生連続殺傷事件以降は、また別のタイプの犯罪が目につくようになった。