06/11/23 23:34:14 +NGe+qQ+0
PCから調子こいて続編
(回想シーン)
ある日の三途の川の渡し場
船頭:「だめだ、今回はこれ以上乗れない」
死者:「そんな。なんとか乗せて下さい」
船頭:「とにかくダメなんだ。次の便まで待ってろ」
死者:「下界との未練をさっぱり断ちたいのに、ここに居ては・・・」
押し問答が続く
それを見ていたある死者 ― 橋梁建設工事中に死亡した技術者は思った。
「・・・あの世に行くのをいやがって乗らないのかと思っていたが
こういう思いで乗る香具師がいるのか・・・」
「しかも年々死者は増加している。いつまでも船待ちをしていて
下界に未練を残していては当人も浮かばれない」
「ならばいつでも逝ける手段が必要だ・・・そうだ!橋があればいいんだ!」
技術者は立ち上がった。三途に橋を架ける ― すべてはここから始まった。