05/11/28 23:54:24
大阪地検の「調査活動費」予算消化の怪。
平成11年度における大阪地検の「調査活動費」予算総額は、19,675千円であった。
そして、加納駿亮検事正(当時・現福岡高検検事長))は、同年度末の3月、事務方総責任
者の事務局長に対し、予算総額の42.6%に当たる約8,350千円を、「自己(加納
検事正)宛に支払え」という指示を下したのである。
それは1円の残額すら残さない見事な指示であった。
支出の明細はこうだ。
前月繰越高 280,620円 3/8 500,000円 3/21 7,400,000円 3/24 170,704円
合計 8,351,324円 残高 0 円。
先に述べたように、調査活動費の支払い請求は、加納検事正が官署支出官の加納
検事正宛に行う。
そして請求と同時に、一応支出負担行為即支出決定の決議(回議)が為される。
決議(回議)に加わるのは、事務局長、同局次長、会計課長、同課長補佐、主計
係長らだが、決裁権は検事正上御一人に任され、事務局長以下の兵隊は盲従
するに過ぎない。
決議が為されると、官署支出官は改めて支払請求書及び支払決議書を資金前渡
官吏の会計課長に交付し、会計課長は主計係長に小切手(日本銀行払い)の作成
を命じ、主計係を同銀行(大阪支店)に出向かせ現金化するのだ。
そして、事務局長室の金庫か会計課の金庫の何れかに保管させるのである。
ちなみに検察庁予算科目に交際費は、無い。